アーユルヴェーダを受けるためにインドに行こうと考えたとき、多くの人が最初に迷うのが「どの施設を選べばいいのか」ということです。
同じアーユルヴェーダ施設でも、実際には内容も深さも大きな違いがあります。
写真では美しく見えても、
- 医師の治療の考え方
- 薬やオイルの質
- 食事内容
- セラピストの技術
で滞在後の感覚が大きく変わります。

インドに行く目的を明確に
まずは、施設やコースを決める上で、自分がわざわざインドまで行く、目的をはっきりさせることが重要です。
治療 or 学び
アーユルヴェーダの治療
治療を受けることが目的の場合は、治療経験が豊富な医師や施設を選ぶこと。
また、病気が明確な場合は、まずは病院に問い合わせ、治癒または改善が可能かどうか。どのような治療が行われるか、事前にある程度聞いておくと良いです。
医師によって、専門が分かれているので、アーユルヴェーダ医師なら誰でもどんな病気も治療ができるというわけではありません。

アーユルヴェーダの学び
まずは、医師が常駐し、伝統と経験に基づいた知恵を教えていただけるかどうか。
施設によっては、医師資格のない方がアーユルヴェーダの講座や、実技クラスを行うことがあります。
間違った知識を継承しないよう、経験豊富な医師の指導のもとで学びましょう。
また、通訳の質も満足度に深く関わります。
インド文化、医学的知識、アーユルヴェーダやヨガの経験があるかどうか。
ただ英語が堪能なだけでは訳せないことが多いです。
さらに、インドで使えても、日本で使えない知識があります。
学ぶ内容が実用的であるかどうかも重要です。

病気の治癒 or デトックス
・治したい疾患や、長年苦しんでいる症状を改善したい
まず、“伝統的なアーユルヴェーダの治療“と“観光“は両立出来ないということを、お伝えさせてください。
厳格なアーユルヴェーダの治療中は、太陽や風に当たること、人混みに行くこと、運動すること。などは厳禁です。
とにかく治りたいので治療に専念する。という方は、治療期間も医師が決定します。また決定も治療中に決まるので、あらかじめ予定することができません。
そして、治療後の生活も厳しいルールが設けられます。
ただ、そこまで厳しくすると、仕事の調整が難しく、インドを楽しむことが出来ないので、生死に関わる病気でない場合は、楽しむことと治療のバランスが取れたコースをとることをおすすめします。
選ぶ施設は、大学病院が適しています。

・アーユルヴェーダの治療でデトックスして若返りたい
特定の疾患のない方は、医師駐在のデトックスに特化したリゾート施設がおすすめです。
お部屋や食事は、病院のものとは違い、優雅で洗練されています。
観光にも行ける立地で、現地ガイドがつくとなお良いです。
心身のデトックスと、インド観光を両方バランスよく楽しめるところが良いでしょう。
また、数週間も休みが取れない方でも、治療期間は最低でも1週間は取れると、アーユルヴェーダの治療効果を感じることができるでしょう。

南インド or 北インド
・南インド Kerala はアーユルヴェーダの本場
南インド、特にケララ州は、アーユルヴェーダが生活の中に深く根付いている地域です。
医師の数が多く、治療施設も歴史の長い病院があります。
インドで本物のアーユルヴェーダ治療を受けたい!という方は、伝統ある病院で治療を受けましょう。
ホームレメディとしての、アーユルヴェーダ的食事や、薬草やスパイスの取り入れ方などは、地元のお母さんたちから学ぶことも多いです。

・精神性を高めたい方は北インド Rishikesh
北インドは「The・インド」。ガンジス川の存在がとても大きい、神聖な気が感じられる地です。
特にリシケシは、アーユルヴェーダだけでなく、ヨガも深めたい人におすすめの場所で、「人生の節目にいる」「気持ちを整理したい」方に、おすすめです。
北インドの気候は四季があり、気温も日本に近いので、使うオイルや薬草の応用が利きやすいのも利点です。
まとめ
ひとことで「アーユルヴェーダ」といっても、選ぶ施設によって、できる体験が異なります。
インド現地の施設は、ホームページに書かれている内容や写真と、実際が大きく異なることがほとんどなので、自分で探すのはとても時間がかかります。
信頼できる方の紹介で行くことが、最も近道だと思います。
私自身も、アーユルヴェーダリトリートを開催するまでに、何箇所の施設を巡り、何人の医師と会い、治療や薬を試したか、数えられません。
素晴らしい医師や、また訪れたいと思う施設に出会う中で、アーユルヴェーダの治療で起きた奇跡を、目の前でたくさん見てきました。
皆さんも、これだ!と思う先生や施設に出会えますように。