ハタヨガには主に6個の浄化法があります。
TTCでは毎日シャットカルマ(浄化法)を練習します。
詳しくは、ハタヨガプラティピカという経典に書かれています。
シャットカルマとは
お風呂に入って身体の外側を清めるように、身体の内側をキレイにする伝統的なハタヨガの方法をサンスクリット語でシャットカルマといいます。
①ダウティ(内蔵の浄化)
・クンジャル 大量の薄い塩水を飲み嘔吐する
・長い布を飲み込み吐き出す。 等 ←TTCではやりません
効果:消化器の浄化。消化機能を高める。
②バスティ(直腸の浄化)
肛門から薄い塩水を入れ、堪えてから出す。←TTCではやりません
直腸の浄化。
③ネーティ(鼻孔の浄化)
・ジャラネティ 専用のポットを使う鼻うがい。鼻から鼻へ塩水を通す。
・ビュットカルマ 口に含んだ塩水を鼻から出す。
・スートラネティ 専用のラバーを鼻から口に通す。
効果:鼻や目の浄化。粘液の浄化。鼻骨の正常化。
④トラタカ(目の浄化と視力の強化)
涙が出るまで瞬きせずにロウソクの炎を見つめる。
効果:目の浄化や感情の浄化にも効果的。
⑤ナウリ(内蔵マッサージ)
内臓を腹の中央に集めて左右に動かし内蔵マッサージする。
効果:消化機能を高める。血流を高める。
⑥カパラバーティ(呼吸による脳の浄化)
吐く息を強く早く強制的にする、リズミカルな呼吸法。
効果:心肺機能を高める。血流を高める。消化機能を高める。
※画像はカパラバティ呼吸法にアサナを取り入れたバリエーションです。
TTCでは、まずは誰でも簡単にできるジャラネティ(鼻洗浄)からスタートします。
それをクリアすると、スートラネティに入ります。
鼻の奇形の修正に効果的です。
慢性鼻詰まりの方にぜひやって頂きたい練習です。
クンジャル(胃洗浄)も毎日行います。
塩水を沢山飲んで吐きます。
抵抗が無くなるまで練習すれば、帰国後の体調管理に役立つでしょう。
浄化法のテクニックを知っていれば、自分で治せる疾患がたくさんあります。
ただ心でブロックしているだけで、やってしまえば何てことないです。
もっと多くの人に知ってほしいです。